デザイン事務所のONとOFF

群馬県高崎市を拠点に活動するデザイン事務所「TROiSDESIGN~トロワデザイン~」のスタッフブログ「デザイン事務所のONとOFF」である。群馬美少女図鑑編集部ブログも兼ねる。

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映画を観る

人のセックスを笑うな
人のセックスを笑うな

先日、仕事の合間に関口さんとこの映画を観にいった。ミニシアターやロードムービーばかりが上映される、シネマテーク高崎という群馬では味のある映画館。僕はこの映画館に愛着をもっている。気になる作品は冒頭でもあるように、タイトルのインパクト大の「人のセックスを笑うな」。最近人気急上昇中の松山ケンイチと相変わらずお綺麗な永作博美を主演におき、脇を蒼井優・忍也修吾らの実力派がかためる。映画を評論するのは基本的に嫌いなので、内容についてはあえて語らない。ただ、タイトルのインパクトにそそられて観る方には「これはピンクでも官能ものでもない」とだけ申しておく。



犯人に告ぐ
犯人に告ぐ

これは事務所になぜかある大画面のシアターセットで、またまた仕事の合間に関口さんと観覧。主演は豊川悦司で、脇は石橋凌・松田美由紀がかためる。意外にも初の刑事役だったトヨエツ。雫井脩介原作の本がバカ売れしたこの作品。またまた内容については語らないが、この映画のキャッチコピーにとても惹かれる。
「幕は上がった。主役は、お前だ――」
シェイクスピア著の 「お気に召すままに」のあの有名な台詞
「全世界は舞台だ。 そして、すべての男も女もその役者にすぎない」
と、どこか重なった。どちらも意味合いも狙いも違うと思うが、人間界の自然な対比構造が際立った作品であることを、僕は感じられずにはいられない。



僕は何役だ?

人生が舞台ならば、僕は何を演じよう・・・。仮に刑事ドラマなら、僕は間違いなく犯人役だ。いたずらっ子だから、刑事さんをおちょくってやろう。青春ものの学園ドラマなら、理科の先生でも演じよう。白衣着つつもちょっと不衛生感を漂わせ、フラスコで珈琲煎れて飲んでみたい。恋愛映画なら、そうだなぁ・・・この「人のセックスを笑うな」みたいな、10も20も年上の方と、ほんのりビターで濃厚な恋をしてみたい。

本当に何か好きな役を演じて、少しでもその通りに人生を歩めるのなら、決してなることのできない“女性”を演じてみたい。そもそも性別って、決定的に人間界を分別させてしまうもの。逸話や伝説に従えば、もともとひとつであった片割れになる男と女。神さえも脅威と感じた力を、女性になることで感じることができるのでは?なんて少し考えてしまう。でも、やはり分裂した片割れを演じるだけで、ひとつになるわけではない。少しは近づけるんじゃないかと想像は膨らむが。

少し突っ込みすぎた話題に、読者がひきそうなのでここまで。



妄想は凄まじい。
でも、その妄想を僕らは今仕事にしてる。



文・三木康史
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偶然ではなく必然

イメージを越える

 写真家《滝本幹也》が以前テレビでこんなことを言っていたのを思い出した。
 「頭の中でイメージした画を越える」
 これは、彼が拘って使い続ける4×5(シノゴ)というフィルムカメラで写す面白さを表した言葉。デジタルカメラはイメージを具現化するスピードには長けているが、決して超えることができない。しかし銀塩写真(フィルムカメラ)は、色味や明るさなどが現像していくなかでイメージを超える。彼はこう定義していた。
 今日、銀座の某サロンで、トロワがアートディレクションを担う某美容雑誌の表紙撮影が行われた。今号の表紙コンセプトは「朝、目覚め、ナチュラル」で、前もって描いたラフ案通りに撮影がスタートした。無事イメージ通りの素材は撮れたが、何処か物足りない気持ちに撮影クルー全体がなった。一切のロケハンも無しで訪れた現場で、時に偶然舞い降りる奇跡的なイメージがある。アシスタント・ヘアメイクと撮影クルーの思いが突如合致する妙な瞬間。この日、僕らは現場でそのような体験をした。「こうしたら面白い。絶対いい!」といった感じで、急遽もう1カット衣装を変えて撮影を行った。
 滝本氏の定義するものとは違うが、ロケハンも無しで向かった現場でこそ生まれるものがある。確かにイメージを越えた瞬間だった。



偶然ではなく必然

 果たしてイメージを越えたその画が、すべて偶然の産物なのか。そんなことを今ふと考えてみた。確かに偶然はあった。そこに白いソファが存在したこと。そこが予想以上に狭い空間であったこと。モデルの二人が自然に馴染んだこと。俯瞰ができるほどの高さがあったこと。さまざまな偶然が、やはり存在した。
 けど、考えてみた。もしかしたらそのすべてが無かったとしても、おそらく違うイメージの何かが今日生まれたのではないか。ロケハンをしなかったことを正当化しているわけではなく、何か特別な力がそこに生まれ、そのこと自体はすでに決まっていたのではないかと感じてしまう。
 僕の友人でこんなことを言う奴がいる。
 「起こることはすべて決まっている。そこに向かう気持ちは変えられる」
 今日という日に表紙撮影をすることも、そしてこの日にラフを越えたイメージが生まれることも、すべて決まっていたのかもしれない。そう、これは偶然ではなく必然なんだ。



文・三木康史

だから取材はやめられない

3月18日 [It arrived in NAGOYA at 12:00 ]

 これだから取材はやめられない。
 某雑誌の取材で僕の第二の故郷である愛知県へ。上信越から長野道・中央道と3つの高速道路を走り、4時間の長旅で向かったこの日の取材。やはり懐かしさが訪れた。葛藤に溢れながら現在の自分を形成した、あの思い出の学生時代を送った地。僕はここが好きなんだ。
 この日、その愛知にもっと愛着を持たせる出来事があった。それはひとつの出会い。取材先で出会った、同い年のNさん。自分とはまったく違ったタイプで、共通する趣味もあまり重ならない。それなのになぜか僕らは意気投合。偶然にも互いに「美容業界に携わり、愛知で繋がり、同い年」。その3つがおそらく種となり実となった。そのどれかがなければ、おそらく出会うこともなかっただろう。実となった花はきっと桜だ。
 これだから、やはり取材はやめられない。



3月19日 [It arrived in OMOTESANDO at 9:30 ]

 某化粧品メーカさんの展開する店舗で、HowTo本の素材撮りから1日が始まった。スチールと急遽慣れないムービーでの撮影。我慢強いモデルさんのおかげで撮影はスムーズに進んだ。
 そうそう、この現場に向かう時に偶然にも友人の彼女さんと遭遇。何やらギョロギョロ見られているなと思いきやー「三木さん?」と声がかかり、1秒の間のあと「あーーー」と。花粉対策でしてた「でっかいごついサングラス姿」によくぞ気付いてくれた。あの場所のあの時間に知人に会えた偶然が、何だか眠気をとばしてくれた。
 撮影自体は、先方の素晴らしいスタッフのご協力のもと、良い素材が撮れたと思う。これからこの素材を使って、本格的にパンフの仕上げ作業にかかる。打ち合わせ開始から半年ほど経過し、ようやくカタチになる。この瞬間が作り手としては至福のとき。それが目前に迫ってきているとは確かだ。



文・三木康史

安心するのは束の間。

無事入稿

この春(3月末日)創刊となる某情報誌の編集作業が、昨晩入稿まで無事終わった。写真は校正中のデスク。赤入れはいつもスタッフ全員で行うのがトロワスタイル。てか、スタッフ少ないから、全員って言っても3人なんだけど。
校正

今回、ページ数が少ない誌面であったが、創刊号という重要性と少ない準備期間に編集ではかなり悩まされた。ここ最近出版の仕事が続き、様々な業界人と知り合う機会が増えたが、それぞれの価値観の違いに驚く事が多々ある。良い意味でも悪い意味でも、その違いが編集に与える影響力が強い事を改めて感じた。制限のあるなかでのデザインは、言ってみれば普段とさほど変わらない。「芸術(ART)」と呼ばれるものと決定的に違うのが「デザイン」というものではないだろうか。クライアントあってのデザインの現場。エゴイズムでは終われない、さまざまな媒体が存在する。でも、だから面白いのかもしれない。制限のあるなかでどれだけ意匠できるか、どれだけ感性をぶつけられるか。デザインの醍醐味はそこにある気がする。人生と同じなのかもしれない。法律やマナー、性別や年齢で生きていく事にもかなりの制限が生まれる。でも、そのなかで自分ていうものを持って、皆必死に幸せになろうと懸命に生きている。クライアントの喜ぶ姿とその反響に、いつも僕は幸せを感じている。



経理は恐ろしい

17日に迫った確定申告。この土日は経理に費やされる。会計事務所や税理士になげてしまえば簡単だが、今回は独立して最初の年なので立ち上げからずっと経理を担ってきた。写真は計算がずれていたので領収書を見直しているところ。
領収書

お金の出入りを経営者として把握しておくことが、今後のビジネス展開にもプラスに働くと感じたからだ。これでも高校時代は理数系の進学クラス。数学は大の得意だった。でも、受験勉強の数学とは少し勝手が違うのが経営を見据えたこういった経理業務。単に申告書の作成だけするのとは訳が違い、どうしたら経費を削減して売上を伸ばせるか、そういった経営的な事を踏まえると、義務教育や高校の数学では教えられてない事ばかり。もともと数字は嫌いじゃないのでさほど苦ではないが、うっかりして溜まってしまった伝票処理をする時はさすがに気持ちが重くなる。まーそれも経験だと思ってね。



イベント

今夜は行きつけのBARでとあるイベントがある。男女が集まって飲んで食べてゲームして、まー言ってしまえば合コンだね。人数合わせ的に呼ばれたに近いかな。一応いい訳。昨晩夕食を共にした音楽の仕事をしているTくんを誘い、少しはオシャレして楽しんでこよっと。ちなみにうちの女性デザイナーの関口さんも一緒なので、常に彼女の監視下にあるので変な事はできない。「おい!する気だったんかい」って突っ込みはやめて。あくまで出会いの場。常にいろんな人と出会いたいと思っているのでね。もしかしたら、仕事に発展するかも???ってまったく嫌らしい男だ。あっ冗談ですよ(笑)



文・三木康史

これがデザイン事務所の不規則生活

ぶっ通しの2日間

 9:00 起床
10:30 事務仕事、メールチェック。
11:30 カフェで知人と会う(遅い朝食ブレイク)。
12:30 本屋で情報収集(発行雑誌チェック)。
14:00 お花屋さんに依頼してあったアレンジメントフラワーを取りに行く。
14:15 明日オープンの美容室(AD:トロワデザイン)にお花を届けに行く。
      印刷物納品・メール設定・PCメンテ。
15:30 某ウェディングレストランに印刷物納品。
16:00 事務所に戻り、雑誌の編集作業。
18:00 買い出し。
19:00 某ムービー編集会社へ。
20:00 事務所に戻り、再び編集作業。
 0:00 休憩、夕食タイム。
 1:00 再び編集作業→校正。
      明日の打ち合わせ・撮影の準備。
 6:00 事務所出発。電車で都内へ。
 9:30 赤坂見附で某出版社と編集会議。
12:00 某アートプロデュース会社と打ち合わせ兼ランチ。
13:00 表参道ヒルズにてイベント撮影。
16:00 化粧品メーカー・某アートプロデュース会社と打ち合わせ。
18:00 ファーストフードで軽い夕食
18:45 帰路へ。
22:00 事務所に戻り、メールチェック・雑誌の編集作業。
 2:30 雑誌の編集作業終了。ブログを書く。
 3:30 就寝。

やっと寝れる・・・と安心するのはまだ早く、明日は某雑誌の入稿日。
「校正 → 再校 → 校了 → 下版」の作業が待っている。

セカチュー風に言えば
「助けてください」ですかね。



文・三木康史

コンセプトとデザインの関係

コンセプト

デザイン業界ではこの言葉を毎日のように耳にする。本来の意味は基本理念で「創造された作品の全体につらぬかれた、骨格となる発想や観点」を指す。単に飾られる作品であればまた違った解釈にもなるだろうが、僕らがよく口にするコンセプトのそのほとんどに使用者が存在する。雑誌・パンフレット・サイン・名刺・ロゴ・WEB等、飾って美しいと眺めるものは数少ない。どんな目的で誰が見るのか、どんな目的で誰が使うのか、そこにどんなメリットが価値が発生するのか・・・コンセプトの根幹は「5W1H」にとても近い。

仮にエディトリアルデザインを例にあげてみる。

 who  読者
 what   雑誌(誌面)
 When  発行時期
 Where 発行場所
 Why  発行目的
 How  販売or配布or設置など

これを総合的に理由付けして発案されたものが、広い意味でコンセプトにあたるのかもしれない。こうやって考えてみると難しい。ぶれずにこれを成し遂げるには、おそらく客観的に見れる柔軟さと強い思いではないだろうか。どうしても「良いものに仕上げたい」と強く願い、決してエゴにはならない事。

流されるコンセプトなど初めからいらない。
強い思いで作品に向かえば絶対に流される事はないんだ。
そう信じたいね。



文・三木康史

学生時代の仲間

スローダンス

学生時代、とても仲の良かった友人が5月末に結婚する。お相手は同じデザイン科の仲間。当時から付き合っていた二人が、7年の歳月を経てようやく結ばれる。時間は確実に進んでいるんだけど、こうやって変わらずにあの二人が一緒にいるんだなぁって思うと、何だか己は勇み足をしていたようにも感じる。時にはその場の風に身を任せて、スローダンスなんか踊ったりしてもおそらく何も遠ざかってはいかないのだろうと、今は思える。早く進む事は何かを見落とす事なのかもしれない。そして、それに気づかず進む事は幸せを逃がす事にもなるであろう。本来逃げも隠れもしない未来へ、どれだけ現在を響かせてたどり着けるか。まずは今日を懸命に進むしかない。そして忘れ物をしたら戻ればいい。



文・三木康史

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TROiSDESIGN

TROiSDESIGN

TROiSDESIGN(トロワデザイン)という屋号に弊社の経営理念が込められています。trois(トロワ)とは仏語で「3」を意味します。

3つの分野がデザインする

広告物や誌面制作などは、イラストレーション・撮影・執筆の素材すべてを各社に依頼し、それをデザイナーが創り込んでひとつの作品が生まれます。しかし弊社は、それらを社内ですべて請け負い、更なる高みに持っていこうと考えました。それぞれが互いに連携しあい、最終的な構成を頭に置いて制作にあたります。全てが異分野であった「3つ(trois)」のカテゴリが出会い、「合体(design)」する。それを経営の理念に込め、また創業者である三木の「三」に因んで、屋号を『TROiSDESIGN(トロワデザイン)』としました。

小文字の「i」が伝えるもの

数学において「i」は虚数単位を意味します。虚数単位とは二乗して「-1」になる数の事を表します。オイラーの関係式で「iは無限の力を持つ超越した変換者」という人格を表すそうです。「自分の可能性に制限など持たず常に変わり者でありたい」という意味を込めました。また「identity(アイデンティティ)」の「i」にも因み、「自己同一性」という直訳をより発展させた解釈としてとらえてます。「本来自分の中に存在する秘められた“もうひとつの自分”に出会うことができたならば、想像もつかない素晴らしいidea(アイデア)が生まれる」という思いを込め、あえて「i」を小文字で独立化させました。

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