デザイン事務所のONとOFF

群馬県高崎市を拠点に活動するデザイン事務所「TROiSDESIGN~トロワデザイン~」のスタッフブログ「デザイン事務所のONとOFF」である。群馬美少女図鑑編集部ブログも兼ねる。

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開放。





茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました
晴れた心の日曜日の朝
誰もいない道 歩いたこと
茜色の夕日眺めてたら
少し思い出すものがありました
君が只 横で笑っていたことや
どうしようもない悲しいこと

君のその小さな目から
大粒の涙が溢れてきたんだ
忘れることはできないな
そんなことを思っていたんだ


フジファブリック「茜色の夕日」より引用)



どうも、ミッキーです。

いきなり、冒頭からフジファブの名曲を。
なんでしょうかね。
今更ですが、素敵な歌詞だなって思いまして。
最近寝る前は、専らフジファブです。

何故こんな事をここで綴っているかというと、
きっと自分ではとても意味のある事だったとしても
何かを期待してこのつたない文を読んでくださっている皆さんには
本当に本当に申し訳ないのですが、
とても個人的な、主観だらけのエピソードです。

それは確かに自分にとって意味がありました。



先日、群馬美少女図鑑のvol.6が発刊されたばかりですが、
ひとつ前のvol.5での出来事です。

gbz5_H1.jpg


発刊後のアンケートで、県内在住の読者(Aさん)から
このようなメッセージを頂きました。

今回の表紙に引き寄せられました。
・・・私は「スクラップヘブン」のエンドテーマを担当したバンドのファンです。
年末に、曲を作った志村さんが亡くなってから、悲しい気持ちでいたので、
この表紙をみかけた時驚いたのと、
群馬でこの映画を好きな人がいるのが嬉しかったです。

(ご本人には掲載の許可をとってあります)

vol.5のテーマは「シネマ」でした。
そのテーマに決まった時、自分の中での表紙ビジュアルは
ある程度固まっていました。
毎号表紙のデザインは、自分の個の部分が反映される割合が多く、
このシネマに関しては、最もそれが露になったものでした。
不特定多数の方が見るであろうこの媒体で
果たして、顔となるこの表紙に
主観ばかりをぶつけてしまってよいのか・・・。
結局、あれが正しかったのかよくわからず発行をしてしまいました。

そして、発刊後すぐにあのようなメッセージを頂いたのです。
自分が伝えたかった想いは、この一節に集約しているのだと思います。
あの時でなければ、意味がなかったのです。



5年前、スクラップヘブンという映画にたまたま出会い、
オダジョーが放った「想像力が足んねえんだよ」は
間違いなく自分にとって“明日を生きる源”となりました。
想像力があれば、世の中もっとマシになるってね。
この映画は、自分の中での最高傑作。



そして、このスクラップヘブンのエンディングを飾ったのが、
愛すべきロックバンド「フジファブリック」の『蜃気楼』。
李監督からの熱烈なラブコールで、
フジファブ初となる“映画のために書きおろす”楽曲となりました。
創造性、音楽性、どれをとっても
この楽曲で彼らは間違いなく進化を遂げたように感じます。
AメロからBメロ、サビ、エンディングまで
今までの彼らの楽曲とは明らかに別物で、
ファンですら、良い意味で“驚いた”印象的な作品でした。
きっと映画を観なかったとしても、物語の温度が
伝わってきたのではないかと思えてならない。
そんな革新的な1曲でした。

昨年末、12月24日という聖なる日に
フジファブリックの志村正彦は、29歳という若さでこの世を去りました。
突然の訃報に驚き悲しんだ人も多かったはず。
自分もその一人です。

2009年という年は、
忌野清志郎に始まり、アベフトシ、志村正彦と
敬愛するロックミュージシャンたちが相次いで永眠していきました。
そして、最後の最後まで“ロックな生き様”を
ファンへと伝えていったように思います。

2010年のスタートとなる、群馬美少女図鑑vol.5は
エゴとなってもいいから、どうしてもシネマというテーマのもと
スクラップヘブンフジファブの世界観を
自己流に表現したかったのです。
今更ですが、その表紙制作に協力して頂いた
衣装提供のハリーズさん、アルディヴァーグさん。
ヘアメイクのソルさん、グリッターさん。
ロケ地協力の大類鉄工所さん。
モデルのユキちゃん、マスダくん、今はスタッフとなったオオウくん。
皆さんに感謝の念を伝えたい。
ありがとうございました。

そして、その想いを理解して頂いたAさんに、
特別な敬意を込めて、ありがとうございました。



広告や出版という仕事に携わるものとして
客観的に物事を捉える事を徹底したりもします。
けれど、この表紙制作を行った自分は、
はっきり言って主観でしか見えていなかった。
ある種、病的だったのかもしれません。

自分にとっては、それほどの想いをこの表紙に込めたのです。
それは、すべての想いを受け取ってほしいという押しつけではなく、
何らかのきっかけになってもらえればいいという、些細なものです。

これまで、そういった隠れた想いを封印してきました。
プライベートでは特にです。

先日、仕事でもプライベートでも信頼する先輩から
こんな言葉を頂きました。
「ミキ、なーんも言わねーんだもん。たまにはぶちまけてもいいんじゃね?」

ちょっとだけ、そうしていこうと思いました。




MiCKY by TROiSDESIGN


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コメント

美少女図鑑とフジファブのファンより

旋律のすべてが胸に響いて止まないです。
こんな曲は本当に少ないと思います。
きっと、今でも志村さんはどこかで歌ってます。
たまには主観でもいいとも思いますよ!

vol5の表紙にそんな思いがあったとは。あたしには知らないことが多すぎて、ダークな感じの表紙だなあとしか思っていませんでした。すいません。

>フジさん
偉大な音楽家は、亡くなったとしてもその旋律は生き続けます。彼に憧れて、影響されて、また若いクリエイティブな音が発信されるのだろうと思います。そうやって、音楽が歴史に刻まれていくのでしょうね。

>michyon+さん
いえいえ、自分の力不足です。想いをカタチにするのって、客観や主観が入り交じって、結局のところ何も伝えられてない事が多かったりします。万人に発信するなら尚更でしょう。もっと、伝えられる媒体を発信していければと思います。

貴重なご意見に感謝です。

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TROiSDESIGN(トロワデザイン)という屋号に弊社の経営理念が込められています。trois(トロワ)とは仏語で「3」を意味します。

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数学において「i」は虚数単位を意味します。虚数単位とは二乗して「-1」になる数の事を表します。オイラーの関係式で「iは無限の力を持つ超越した変換者」という人格を表すそうです。「自分の可能性に制限など持たず常に変わり者でありたい」という意味を込めました。また「identity(アイデンティティ)」の「i」にも因み、「自己同一性」という直訳をより発展させた解釈としてとらえてます。「本来自分の中に存在する秘められた“もうひとつの自分”に出会うことができたならば、想像もつかない素晴らしいidea(アイデア)が生まれる」という思いを込め、あえて「i」を小文字で独立化させました。

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